はじめに
「自分のやりたいことを実現していいんだ!」
これは、僕が沖縄移住を決断するまでにたどり着いた答えです。
でも、ここに至るまでには、コロナ、離婚、子供との別れ、そして自分の人生への葛藤がありました。
初回は、僕がどんな経緯で沖縄移住を決断したのか、その過程で何を考え、どんなことを学んだのかをお話しします。
これを読んでくれた人が、少しでも「自分の人生をどう生きるか?」を考えるきっかけになれば嬉しいです。
コロナで崩れた生活、そして離婚
僕は生まれ故郷の栃木県で20年、居酒屋を経営していました。
飲食業は決して楽な仕事ではありませんが、「自分の作った料理を美味しいと言ってもらえる」「お客様が楽しそうに過ごしてくれる」——そんなダイレクトな反応が感じられる、とてもやりがいのある仕事でした。
しかし、コロナがすべてを変えました。
営業自粛・時短要請・アルコール販売中止など居酒屋としての経営は行き詰まり、売上は激減。
個人店である僕のお店は、一気に資金繰りが厳しくなりました。
それでも「なんとかなる」と信じ、銀行から借入れをして耐えました。
でも、状況は良くならず、苦しい状況は続いていきました。
そんな状況の中でも一番つらかったのは、元奥さんにはこの状況を話せなかったこと。
「心配かけたくない」という思いと、「内緒で銀行から借り入れをしてしまった」事への罪悪感みたいな感じで、
「相談したら、ケンカになるし、離婚になるかもしれない……」
そう思うと、言い出せずに、ひとりで抱え込んでしまいました。
しかし結果的に、そのことがきっかけで離婚することになってしまいました。
沖縄移住を迷った理由
離婚後、そしてお店を閉める事になって、僕は「このままの人生でいいのか?」と何度も考えました。
もともと僕は20歳の頃から「沖縄に住みたい」という夢を持っていました。
でも、商売を始めて、結婚して子供が出来、その生活を守る事が大切。自分一人の夢は後回しにしなくちゃならないんだ。と思い、「子供たちが大きくなって、老後に移住できたらいいな」と思うくらいに変わっていました。
沖縄移住のチャンスが目の前に来たとき、すぐに決断できなかった理由は2つあります。
- 子供たちに寂しい思いをさせてしまう
- 「離婚をしたからと言って父親が遠く沖縄に移住していいのか?」という罪悪感
子供たちにどう思われるか、周囲の人に何と言われるか、それがずっと気になっていました。
「親の生き様を見せることが大事」だと気づいた
悩んでいるとき、ふと考えました。
「もし子供たちが大人になったとき、自分のやりたいことがあったら、どうしてほしいだろう?」
僕は「自分のやりたいことをやっていい」と伝えたいと思いました。
それなら、僕自身が『自分のやりたいことを実現する姿』を見せることが、子供たちにとって一番のメッセージになるのではないか?
そう考えたら、気持ちがスッと軽くなりました。
そして、僕は沖縄移住を決断しました。
移住後に感じた「最高の環境」と「感謝」
沖縄に来て、最初に感じたのは「最高の環境」でした。
目の前には広がる青い海。そんな景色を見ながら仕事ができる。
自分が理想としていた「夢」の形がそこには有りました!
45歳での転職。慣れない環境での新生活。
しかし、毎日が新鮮で心の底から「幸せ」を感じていました。
もちろん、子供たちに会えない寂しさや不安も有りましたが、
自分が選んだ道に「自信」を持って、子供達と会える確信めいた物も感じていました。
そんな思いと同時に
「こんな素晴らしい場所に来ることができたのは、なぜなんだろうか?」
「こんな奇跡的なタイミングや出会いは、どうして起きたのだろう?」
過去を振り返ると、辛いこともたくさんありました。
でも、それらすべてがこの沖縄移住につながるための出来事だったと思うと、すべての経験に感謝できるようになりました。
「自分を満たすこと」が大事だった
これまでの僕は、「自分を犠牲にしても周りが喜んでくれれば嬉しい」と思っていました。
でも、その裏で、愚痴や不満も言っていたことに気づきました。
「沖縄に移住する」という自分自身の本当に実現したい「夢」を叶えた時、そう、自分を第一に満たしてあげることができたことで、
過去の辛かった出来事や、様々な罵詈雑言でさえも、感謝することが出来「ありがとう」と思えるようになりました。
これが、僕にとっての大きな変化でした。
まとめ – 読んでくれたあなたへ
もしあなたが「自分のやりたいこと」を諦めかけているなら、僕の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
✔️ 過去の辛い出来事には意味がある
✔️ 「本当はどうしたい?」を大事にする
✔️ 自分を満たしてあげることが、人生を変える
僕はこれからも、自分の経験を発信し続けていきます。
そして、子供たちにも「親父は本気で生きたんだ」と伝えられるように、これからも挑戦していきます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!