人は人、自分は自分という線引き

―― 人間関係に“境界線”を持とう ――


【比較対象が溢れる世の中だからこそ】

世の中は、比べることで成り立ってる。
スーパーでは「トマトが98円」と「120円」を比べ、
「マックとモス」「すき家と吉野家」…挙げたらキリがない。

同じように、自分以外の人が存在する限り、
人はどうしても比べられる。

学校の成績、受験、就活──
すべて「誰かと比べてどうか」で判断される世界。

でも、もしこの世にハンバーガー屋がマックしか無かったら?
誰も比較なんてしない。ただ、それが「当たり前」になるだけ。

同じように、もしこの世に自分ひとりしかいなければ、
“自分がすべて正解”になる。
だって、比べる対象が無いんだから。

つまり、他人と比べてるのは“自分”じゃなく、
「他人が勝手に比べてる」だけ。

だからこそ大事なのは、
他人がどうかではなく、「自分がどうしたいか」なんだよ。


【答えはいつも、自分の中にある】

他人の言葉や行動ばかり気にしていたら、
自分の軸はどんどんブレていく。

「〇〇は上手くいってるのに、俺は…」
「△△に言われたから、こうしたほうがいいかも…」

そんな風に生きてたら、
それはもう“誰かの人生”であって、“自分の人生”じゃない。

だけどね──
他人はKやMの人生の責任なんて、取ってくれない。

結局は「自分のケツは自分で拭く」ことになる。

だからこそ、
“納得できる選択”を、自分の意志でしてほしい。
そして、どんな結果になったとしても、それは“自分の人生の答え”として大事にしていい。


【亡き親友の言葉】

俺もかつては、人の顔色ばかり気にしてた。
周りから、「普通はこうするよね」とか「あの人はこうなのに」
なんて、言われたりして。
その言葉に、合わせたりして、ブレブレだった。

とくに一番気にしていたのが、KとMのことだった。
「子どもたちのために頑張らなきゃ」
「父親として、しっかり責任を果たさなきゃ」
それが周りからの意見だったし、自分自身も
そんな思いが、頭から離れなかった。

でもある日、忘れかけていた“ある言葉”を思い出した。
それは──俺の人生で一番の親友との会話だった。

彼は、母親ひとりに育てられた。
決して裕福じゃなかったけど、彼は言ったんだ。

「母親を恨んだことなんて一度もない。むしろ感謝してる。
それより、“母親が自分らしく生きてくれてること”が、何より嬉しいって思う。」

「子どものために生きてる」なんて言われたら、逆にしんどいよ。
「頼んでねーよ!」って思うだけ(笑)

だからこそ、
“自分らしく生きる親の背中”こそが、最大のプレゼントになる。
その言葉に、俺も心から共感できた。


【他人は比べる対象じゃなく、“共に育つ存在”】

他人と完全に比べない生き方なんて、正直難しい。
周りは、勝手に比べて、勝手に言ってくる。

でも、それはKやMのことを思ってのことかもしれないし、
悪意があるとは限らない。

だからこそ、
「まず自分がどうしたいか」を、心の深いところに持っていてほしい。

その上で、他人の言葉をちゃんと受け止めて、
自分の中で整理して、プラスに変えていけるようになってほしい。

人は一人では生きていけない。
KもMも、誰かの力を借りることもあるし、
逆に誰かを支える存在にもなってほしい。

“人は人、自分は自分”
この線引きがあるからこそ、
他人とも本音で向き合えるし、
“自分らしい人生”が歩めるんだよ。

主役は、いつだって──自分自身だ。


✍️ 最後に

最後までお読み頂きありがとうございます。
このメッセージは、僕の2人の息子たちに向けたものですが、
世界中のお父さんや子供達、この世界で生きている何処かの誰かのお役に1mmでもなれたら嬉しく思います。

僕は、
『縁ある人々の笑顔と喜びの量を増やし、子供達の明るい未来を守る』という人生目的の為に、
1人でも多くの『カッコよい父親』を増やすためにこれからも頑張っていきます。

これからも一緒に頑張っていきましょう!
ありがとうございました。