自分自身に「ありがとう」言ってますか?

―― 本当に感謝すべき大切なこと ――


【ありがとうを伝える本当の相手とは】

「ありがとう」って、普段からいろんなところで言ってるよね。
友だち、後輩、職場の仲間やお店の人たち。きっと毎日のように使ってる言葉。

でも、ふと考えてみてほしい。

お父さんやお母さんに、「ありがとう」ってきちんと伝えてる?
そして、自分自身に「ありがとう」って言ったこと、ある?

「ありがとう」って、本当に感謝すべき大切なものに対して言う言葉なんだ。
だからこそ、もう少し深く、「本当に伝えるべき相手」について考えてみよう。


【「ありがとう」の前に来る言葉】

感謝の言葉って、実は前提がある。

「取ってくれて、ありがとう」
「助けてくれて、ありがとう」

どれも“何かしてくれた”から「ありがとう」がある。

じゃあ、
お母さんに一番最初に伝えるべき「ありがとう」の前に来る言葉って何だろう?

「起こしてくれて、ありがとう」
「弁当作ってくれて、ありがとう」──もちろんそれも大事。

でも、本当に大切なのは──
「産んでくれて、ありがとう」だ。

お母さんは命がけで、お腹の中でお前たちを守り、産んでくれた。
今こうして生きて、笑って、悩んで、夢を持てるのは、
すべて「産まれてきたから」なんだ。

だから誕生日は祝ってもらう日じゃなく、 お母さんに「ありがとう」を伝える日でもある。


【1日も欠かさず、お前を生かし続けてる存在】

そしてもうひとつ──
今日まで生きてこれた理由、それは「心臓」だ。

産まれたその瞬間から、1秒たりとも休まずに、 お前を生かし続けてくれているのが“心臓”だ。

止まったら、すべてが終わる。

それなのに、ほとんどの人は気にも留めず、感謝もしてない。
でも、本当は一番最初に「ありがとう」って言わなきゃいけない存在かもしれない。


【「ありがとう」の反対語は“当たり前”】

「ありがとう」の反対は、「当たり前」。

でもね、本当は、当たり前なんてひとつもない。

・家に家族がいること
・「おかえり」と言ってくれる人がいること
・心臓が今日も動いてくれてること

どれもこれも、“奇跡”みたいなことなんだ。

でも、人は身近な存在にほど甘えてしまう。
「言わなくても分かってくれてるだろう」
「いまさら改めて言うのもな…」
そうやって、伝えるべき言葉を飲み込んでしまう。

でも、それじゃダメなんだ。
本当に大切なことほど、言葉にしなきゃ伝わらない。


【うわべの「ありがとう」は伝わらない】

偉そうなこと言ってるけど、俺も昔は全然できてなかった。

「ありがとうって言わないよね」
「だから、私もあなたにありがとうは言わない」

ママにそう言われたとき、
「え?言ってんじゃん」って思ったけど、
自分でも分かってた。心がこもってなかった。

「サンキューね〜」くらいの軽いノリで、
ただ言葉だけ並べてただけだった。

でも離婚して一人になって、子供たちとも離れて暮らすようになって、
やっと気づいたんだ。

一緒にご飯を食べられること。
洗濯してくれてたこと。
「おかえり」って声をかけてもらえること。

全部、当たり前じゃなかった。
むしろ、奇跡みたいな“ありがたさ”だった。

だから今は、誰に対しても、どんな出来事に対しても、
ちゃんと心を込めて「ありがとう」を伝えるようにしてる。


【大切なことを間違わなければ、感謝は自然にあふれてくる】

本当に大切なものが何かに気づけたら、
感謝の気持ちは、勝手にあふれてくる。

あとは、それをちゃんと「言葉」にするだけ。

そしてその「ありがとう」は、
誰よりも、まず“家族”に伝えよう。

照れくさくてもいい。
その一言で、空気がふわっと優しくなるから。


💬 KとMへ

産まれてきてくれて、本当にありがとう。
お前たちが居るから、俺は何があっても立ち向かえる。

何もいらない。
お前たちが元気でいてくれるだけで、俺は幸せだ。

「親孝行しなきゃ」なんて思わなくていい。
もう十分、してもらってるから。

だから、自分らしく生きていいんだよ。
自分の人生を、自分の足で歩んでくれたら、それだけで最高の親孝行だ。


✍️ 最後に

最後までお読み頂きありがとうございます。
このメッセージは、僕の2人の息子たちに向けたものですが、
世界中のお父さんや子供達、この世界で生きている何処かの誰かのお役に1mmでもなれたら嬉しく思います。

僕は、
『縁ある人々の笑顔と喜びの量を増やし、子供達の明るい未来を守る』という人生目的の為に、
1人でも多くの『カッコよい父親』を増やすためにこれからも頑張っていきます。

これからも一緒に頑張っていきましょう!
ありがとうございました。