ありのままの自分を見せられる関係
── 「強さ」と「弱さ」と「本音」 ──

【本当の信頼関係ってなんだろう?】

「男なんだから、強く生きなくちゃダメだ!」
そう耳にすることも有ると思う。
確かに、大切な人を守るためには「強さ」も必要だと思う。
でも、「強さ」があるなら必ず「弱さ」もある。
「強さ」を見せる事、要は「強がること」は比較的出来るが、
「弱さ」を見せる手段や、相手が、実は中々居ない。

自分自身の中にある「強さ」と「弱さ」──
どっちも含めた「本音」。
この「本音」をさらけ出せる関係が、
俺は、「本当の信頼関係」だと思う。

【「強がっていた」昔の俺】

居酒屋時代、仕事自体はどんなに辛くても大変でも、
心の底から好きなことをやっていたので、楽しんでいたし、「弱音を吐く」って事は無かった。
お客さんも入ってて、周りからは「儲かってしょうがないね~!」「いつもいっぱいだね~!」と言われていた。

でも、経営(売り上げとか)に関しては、決して楽だったわけでは無いし、むしろ、厳しかった。
もちろん、お客さんとかにそんなこと言う事は無いんだが、家族や親しい友達とかにも、言えないでいた。

なんで、言えなかったのか!?
それは、「自分が何とかしなくちゃ!」「心配掛けないようにしなくちゃ!」
そういう、男だから「強く在らなくちゃ!」という思いがそうさせていたんだと思う。

最初は、そんなに「辛い」と思う事は無いんだけど、
それが続くと、一気に「孤独」になってくる。

【弱さを見せる事はカッコ悪い事じゃない】

俺は、一人で何とかしようとして、誰にも相談できず、
結果、みんなに心配や迷惑を掛けてしまったと思う。

周りの人も「言われないと分からない事」ばかりだと思う。
だからこそ、自ら「助けを求める」事が大切なんだと思う。

海で「泳いでいるのか?」「助けを求めているのか?」何も言わずに居たら、分からない。
「助けて〜」と叫ぶから、周りがすぐに助けてくれる。
周りの人たちは、自分が思っている以上に手を差し伸べてくれる。
その手を求めれば良いだけなんだと思う。

KもMも、これからいろんな人と出会って、
仲良くなったり、恋をしたり、
時には傷ついたり、裏切られたりもすると思う。

そんな中でも、多くの人は自分たちの事を助けてくれる。と思って良い。
だから、まずは、
「かっこつけずに、助けを求めて欲しい」
「失敗しても、隠さずに話して欲しい」
そして、そんな友人やパートナーを、大切にしてほしい。
誰も、「カッコ悪い」だなんて思わないから。

【自分の本当の気持ちと向き合う】

時には強がったり、時には弱音を吐いたり。
人間なんだからもちろんある。
その、「強さ」と「弱さ」全部ひっくるめて自分なんだ。

「強気の自分」「弱気の部分」──
そのどちらの感情も合わせた先に、自分がどうしたいか?
そこが、「本音」の部分なんだと思う。

【ありのままの自分で、いられる人間関係を】

自分を飾らず、取り繕わず、
強さも “弱さ”も含めた「本音」を伝えられる相手。
それって、人生の中でめちゃくちゃ大切な宝物だと思う。

KとMは、これから沢山の人に出会うと思う。
全員がそういった関係になれるわけではないが、
そんな関係を築ける人を、どうか大事にしてほしい。

そして、自分も、
「相手の弱さを受け止めてあげられる人」でいてほしい。


最後までお読み頂きありがとうございます。
このメッセージは、僕の2人の息子たちに向けたものですが、
世界中のお父さんや子供達、この世界で生きている何処かの誰かのお役に1mmでもなれたら嬉しく思います。

僕は、『縁ある人々の笑顔と喜びの量を増やし、子供達の明るい未来を守る』という人生目的の為に、
1人でも多くの『カッコよい父親』を増やすためにこれからも頑張っていきます。
これからも一緒に頑張っていきましょう!ありがとうございました。